ジャンク・レスキュー

古いレコードやプラモデルなど忘れかけた記憶をもう一度

ミドリ商会 歩くマンガシリーズ『マンモスキング』

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今から30年以上前に購入したものです。

見つけたのは廃業していた玩具店の倉庫で、住まいの2階の和室が倉庫になっていました。縁あってそこを見せていただける機会があり、一時間程の探索したのですが、出るわ出るわ、当時でも激レアと言われていた絶版のプラモデルやおもちゃがたくさん見つかるという夢のような状態に。

とは言えまだ学生の身で手持ちのお金もあまりなかったため厳選した10数点程の品物を差し出したところ、すべて定価以下で計算してくれたのか総額で3千円前後だったと思います。その内の1点が今回紹介するミドリ(緑商会)の『マンモスキング』です。

緑商会は、キャラクター物を中心に幅広いジャンルの優れたプラモデルを製造していましたが、残念ながら昭和40年代に倒産しています。

絶版プラモ人気が高まり始めた80年代初頭には「マルサン」「旧イマイ」と並んで大変人気がありそのロゴマークはレア物の象徴として多くのコレクターの心をワクワクさせました。

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緑商会 歩くマンガシリーズ「マンモスキング」昭和39年発売 定価400円

箱に「腕を振り機械音を発し足を交互に出してダイナミックに歩きます。

頭上のループアンテナを廻し目玉を赤く光らせます。」との記載があるようにギミック満載の豪華(?)キットです。

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全長260ミリとの記載もあり組み立てると割と大きなキットになったみたいですね。

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中はこんな感じです。組み立て説明書は、筒状に丸められています。

 その日は、このマンモスキングを含む十数点のみを購入し、「また来ます」と言って帰ったのですが、後日聞いたところによると直後に専門業者の人が来てめぼしい物はすべて買い取って行ってしまったそうです。

この時購入したものは実家に長く保管していましたが、物置の取り壊しに伴いそのほとんどを手放しました。少々残念な気もしましたが自分の年齢なども考えるとこれから先良い状態で保存していくことも難しいと思われますので、これで良かったかなと思っています。

他のプラモデルやおもちゃの思い出についてもまた機会がありましたら紹介させていただきます。